自分の身体をイメージ通りに動かせますか?
こんにちは、ゆみのハートクリニック渋谷の南です。
タイトルにもあるように、みなさんは自分の身体を思い通りに動かせますか?
「若いころは」、「あのときはね」、なんてことをよく耳にしますし、私自身も学生時代はどんな運動も軽々できていたものです。
加齢とともに肩や腰や膝に痛みを訴える声もよく聞きます。
無意識のうちに動かしやすい部分ばかりで楽な動きを繰り返すと、使われない筋肉は萎縮し、さらに関節へ負担がかかりすぎてしまいます。偏った運動は、後々の身体の不調に繋がるのです。
若いうちは、筋力や柔軟性は申し分ないのでなんとかなりますが、使われてこなかった部分は鍛え直さなければ永遠に使えるようにはなりません。
「ボディイメージ」という言葉を1度は聞いたことはないでしょうか。
いま、自分はどういう姿勢で腕や足がどのくらい曲がっているのか、鏡を見ずに把握することはできるでしょうか。
ボディイメージとは、「脳の中の自分」という身体を思い通りに動かすために必要なプログラムのようなものだと思ってください。
筋力が衰えてしまったり、関節が硬くなってくることで、これまで何気なく行えていた運動にもズレが生じます。わずかなズレでも、放っておくと大きなズレに変化していきます。
階段を上がろうとしたときに、つまずいてしまった経験はないでしょうか。イメージと実際の運動にズレが生じることで起こるアクシデントの典型的な例です。運動会でお父さんが駆けっこの時に転んでしまうというのも、同じようなことが言えるかもしれませんね(笑)。
ズレを修正するためには、ボディイメージというプログラムのアップデートが必要です。そのためには、まず自分の身体のことを再確認しましょう!
自宅やスポーツジムなどで鏡を見ながら体を動かすと、簡単にボディチェックを行うことができます。ちょっと歳を重ねた自分にショックを受けず、目の前のことに立ち向かいましょう。確認ができたら、1日1回はバンザイをしたり、背伸びをしたり、脚の屈伸をしたり...。小さなことから始めてみましょう!
そんなことで良いの!?と思うかもしれませんが、どんなことでもとにかく続けられることが大事です。もっともっと運動に興味がある方は、過去にこのブログで投稿したトレーニング動画を参照ください!
今は「人生100歳時代」と言われるくらい長寿の時代になってきています。「筋肉は裏切らない」という私の好きな言葉のように、コツコツと小さなことも大きな一歩へ一緒に変えていきましょう。
あともう少しで4月。いよいよ外にも出やすい陽気になることでしょう。ただ、冬で体を動かす機会が減って思うように体が動かなくなっているかもしれません。元気ハツラツに動き回るために身体の春支度をしておきましょう。
お身体でお悩みの方は、お気軽に当院の訪問リハビリテーション部へご相談ください。
ゆみのハートクリニック渋谷 理学療法士 南