在宅療養支援室便りVol.3 ソーシャルワーカーのお仕事とコミュニケーション

在宅療養支援室2019年07月29日

医療や介護が身近な方へ、ソーシャルワーカーの目線をお届けします。

・ソーシャルワーカーの仕事

ゆみのハートクリニックには2019年4月現在、計7名のソーシャルワーカーが在籍しています。ソーシャルワーカーは患者さんやそのご家族からの幅広い内容の相談を日々対応しています。医師や看護師、リハビリのスタッフ、ケアマネジャー等と協力しながら、患者さんご本人やそのご家族と、体調・病気のことや、今後どうしていきたいかのお気持ち、希望の実現にはどうすればいいのかについてお話をうかがいます。

また、様々な職種がチームとしてまとまってその人らしい生活をサポートするためにも、当事者・関係者同士の顔の見える関係性、信頼関係構築が重要と考えています。

私たちの主な仕事は、

相談支援

  • 訪問診療に関すること
  • 自宅での介護・療養生活
  • 福祉制度
  • 人生の終焉をどう迎えるかの準備

多職種連携

  • 各病院で行われる退院にむけた話し合い(カンファレンス)の調整および参加
  • 介護サービス利用に関わる担当者会議への出席
  • 地域で行われる勉強会・連携の会への参加

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<私たちが大切にしていること>

ソーシャルワーカーのすべての業務の中で共通していることが、『コミュニケーションをとること』になります。コミュニケーションを取る際に、注目されやすいのは実際に発せられる「言葉」かもしれません。

一方で、言葉以外の部分、その人の身振り手振りや態度でも多くの情報が伝わります。

そのため、ソーシャルワーカーは、言語と非言語、2つのコミュニケーションを使い分けています。

それぞれのポイントは以下になります。

言語面でのポイント

  • 適度に文章を区切る
  • 相手が聞き取りやすい声の大きさ、早さ、トーン、間で話す
  • 誰が、何を、など、5W1Hを明確にする

非言語面でのポイント

  • 話す相手と目線の高さを合わせる
  • 話のテンポを合わせ、適度にうなずき、相槌を打つ
  • 話を途中でさえぎらない、腰を折らないようにする

これら一つ一つは些細なことかもしれませんが、このような対応が「自分の話を理解してもらっている」という安心感を生みます。

そして、「この人ならお話しをしてもいいな」、「困ったら相談したいな」という信頼感へとつながっていきます。決して特別なことではありません。

みなさんもぜひ、日々のコミュニケーションの中で意識してみてください。

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在宅療養支援室 ソーシャルワーカー

西嶋大悟/鈴木英理佳

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