第2回地域でみる非がんのケースカンファレンス
第2回地域でみる非がんのケースカンファレンスを開催いたしました。第1回と同様、渋谷ヒカリエ内の会議室を利用し、2部構成といたしました。
- プログラム1:慢性心不全患者さんのケースカンファレンス
内服調整による心不全治療、見解の異なるご家族との共同意思決定支援、入院の必要性の判断など、様々な要素が重なる症例でした。
発表の中で、自身と異なる職種・立場に立ったディスカッション、心不全や処方薬についての練習問題、状態が悪化した時にどんなことに困るかのアンケートを盛り込み、QRコードを利用して参加者の方々から意見・回答をリアルタイムで集めながら進行していきました。
「ご利用者がニーズとして何を希望しているのか?」「些細なことを相談していいのかわからない」
など、実際に支援に携わる方の生の声が多く集まり、参加者の共感を集めていました。
- プログラム2:心不全レクチャー 『心不全の看護ケア』(当法人理事長 弓野大)
第一回の「心不全のみかた」の内容を振り返りつつ、今回は「心不全の看護ケア」と題して、セルフケア支援、訪問看護師の重要性、栄養・塩分摂取について触れました。
特に、生活の活動量については、「いかに制限するか」ではなく、「患者さん本人の意向にあわせ、活動を許容していく」ことが重要と話がありました。
カンファレンス後に実施した懇親会にも多くの方にご参加いただきました。まさにface to faceで、今後の連携を見据えた積極的な情報交換がなされていました。
次回は11月頃を予定しております。
ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました!
ゆみのハートクリニック渋谷
ソーシャルワーカー 西嶋