在宅療養支援室便りvol.10『第3回ソーシャルワークコミュニティオンライン』
医療や介護が身近な方へ、ソーシャルワーカーの目線をお届けします。
しばらく前になりますが、地域活動の一環として、8月28日に、第3回ソーシャルワークコミュニティをオンライン上で開催しました。ゆみのハートクリニック高田馬場・渋谷、のぞみハートクリニックで日頃お世話になっている病院のソーシャルワーカーを中心にお声をかけさせていただき、計17名で「コロナ第一波の時に何が起こったか」「自院の状況」について、座談会を行いました。オンライン独特の緊張感もありましたが、飲み物やお菓子を片手に、終始和やかな雰囲気で行うことができました。それぞれの病院での大変さ、コロナだからこそできたことを話し合い共有する中で、退院調整に関わるソーシャルワーカーから、『面会制限のため、患者さん本人や家族に会えない中で意思決定をしたり、各関係者と連絡・確認をしたりせざるを得ない環境であった』とのお話がありました。同じ職種だからこその悩みに、参加者皆さんがシンパシーを感じていました。
また、コロナだからこそできたことについて、当院からは「在宅療養支援室頼りVol.8 テレワークを経験して」についての内容をお話しました。
なお、今回参加できなかった病院からも興味を持ってくださり、「またやってほしい」とのお声をいただいています。普段であれば一同に集うことが難しい各地のソーシャルワーカーがこのようにコミュニケーションが取れるようになったのは、このコロナ禍だからこそ生まれた新しい形だと感じました。病院の地域や種類の垣根を越えて、ソーシャルワーカー同士のつながりが広がっていけるよう、これからも開催していければと考えています。
在宅療養支援室 ソーシャルワーカー
西嶋/鈴木