コロナとリモートワークとリハビリテーション
訪問リハビリテーション部においても当法人で策定したガイドラインに沿った感染対策を行いながら訪問リハビリを行っています。直行直帰やリモートワークなど、去年の今頃には想像もしなかった働き方です。ちなみにこのブログもリモートワークで作成しています。
先日、リモートワークを終え、テレビのある特集を見ていた時の気づきを紹介したいと思います。小学校が分散登校のため半分が教室で、半分がリモートで自宅から授業を受けている様子が放送されていました。5年生のクラスでしたが、タブレット端末を上手に使いこなして授業に取り組んでいる姿に驚きを覚えました。もちろん、先進的な取り組みなのでしょう。
ある児童の作文には、
「今の子供たちは授業できなくてかわいそうとみんな言われているけど、いろいろやれてラッキーな世代かもしれません」と書かれていました。
なんと逞しい...。 「With corona」 「新しい生活様式」
新型コロナウイルス感染症の影響で、多くの新語が生まれました。テレビに映っていた子供たちのように、これからは時代の変化に対して柔軟に生きていくことが重要なのかもしれません。
リハビリの話に戻りますが、リハビリテーション(Rehabilitation)の語源は、
Re(再び)+ habilis(適した)というラテン語にあります。つまり、「再び適した状態になる」という意味がリハビリには込められていることになります。コロナ禍の今、すべての人にとって「リハビリテーション」は重要な概念なのかもしれません。
余談ですが、静かに給食を食べるシーンをみて「なんだか寂しいな」と思いつつも、その直後に出てきた「給食大好き少年のおかわり」に、四半世紀くらい前の自分を見ているような気持ちになったのは、ここだけの話にしておきます。
訪問リハビリテーション部
鬼村優一