オンライン学術集会について
今年3月は第84回日本循環器学会学術集会が京都で開催予定でした。新しい学びと春の京都観光を楽しみにしていたのですが、コロナの影響で7月に延期され、在宅医療連合学会学術集会や日本心臓リハビリテーション学会学術集会も地方開催が厳しい状況に至ったのは皆さまご承知のとおりです。
学術集会の場はすべて「オンライン」に移りました。それぞれの学会で事前収録やスライド提出、リハーサル方法など違いはありますが、演者は当日zoomでスライド画面を共有し、自宅や職場から発表をします。参加者は事前に参加登録してIDとパスワードを取得し、当日視聴したいセッションに自由にログインします。ニューノーマルな学術集会にはじめは緊張していましたが、実際に発表、参加してみると良いところが沢山ありました。
①ルームウェアでソファーに寝ころびながら、学会参加できる
②子供や介護など、家庭の事情で遠方に数日行くのが難しいスタッフも家で参加できる
③広い学会会場を行き来する時間ロスがなく、会場を瞬間移動できる
④演者の顔がよく見えて、オンラインの方が演者を近くに感じる
⑤PC画面でスライドが見やすい
⑥チャット機能で演者に質問できるので、気軽に質問しやすい
⑦ポスターセッションは閲覧期間が長く設定されている
⑧旅費がかからず、ローコスト 大学生や大学院生は無料で参加できる学会も多い
個人的には、自宅でリラックスしながら学べるのが良い点でした。ただ、これまで学会は、違う地域で活躍している専門職の交流の場でもありました。普段はなかなか会えない知人や学会で知り合った方と夜は地元の美味しいお店でこれからの医療を語らうことができました。しばらくそれができなくなるのは少々残念に思います。今度はオンライン懇親会ができるといいですね。
医療法人ゆみのでは、各職種それぞれの専門分野で積極的に学会活動を行っています。
改めて別の形でもご報告させていただきますので、よろしくお願いします。
第84回日本循環器学会学術集会
https://www.yumino-medical.com/society/2020/07/001229.html
第2回在宅医療連合学会学術集会
https://www.yumino-medical.com/society/2020/06/001204.html
第26回日本心臓リハビリテーション学会学術集会
https://www.yumino-medical.com/society/2020/07/001220.html
ゆみの訪問看護ステーション
小澤 敬子