日本循環器学会学術集会に参加しました
先週末開催された日本循環器学会に参加いたしました。
当院スタッフも多くの発表機会を頂き、関係者の皆様に改めて感謝申し上げます。
メインテーマである、「Futurability ~ 明日の循環器医療を拓く ~」に相応しい内容となるよう、これまでの活動、見えてきた課題や提案を発表させて頂きました。
先陣はCEO堀部より。
当院の特徴である医経分離により、フラットで質の高い医療チームによる高齢者心不全のACPについて話をし、皆さまと議論をさせて頂きました。
理事長弓野は、3日間を通して、メイン会場でのシンポジウムやspecial sessionなど、4演題を発表いたしました。心不全患者さんが地域で安心して生活していけるよう、これからも熱く、情報発信を続けていきます。
看護師髙圓からは、心不全の緩和ケアについて発表させて頂きました。
今学会では新たな心不全診療ガイドラインが公表され、緩和ケアの重要性が記載されています。
当院が大切にしている①適切な心不全治療、②チーム医療、③意思決定支援、④予後予測、⑤症状緩和、⑥家族ケアについて、実際に寄り添った一人の患者さんを通してお伝えしました。
院長田中は、がんと心不全における終末期の使用ツールの違いについて、当院での比較データを発表いたしました。超高齢社会に対応していくため、これからも蓄積したデータを検証していきます。
「Exercise Test/Cardiac Rehabilitation」をテーマとしたPoster Sessionでは、心臓リハビリテーション経験豊富な副院長岡田が座長を務めさせていただきました。
夜は束の間の休息です。
3日間を通して参加したセッションでは、「ACP、心不全緩和ケア、意思決定支援、地域包括ケアシステム、遠隔モニタリング、情報管理・共有、診療報酬改定」といった議論が多くされていました。
急速に変化する社会環境と、進化する技術をうまく融合しながら、私達自身も考え方やシステムを柔軟にしていくことが必要であると感じました。
最後になりますが、2018年5月新大阪にのぞみハートクリニックを開設いたします。学会会期中、大阪開催ということもあり、多くの方々より激励のお言葉を頂戴しました。ありがとうございました。
身の引き締まる思いとともに、今後、大阪の地からも情報発信していきたいという思いを強くしました。
[新大阪] のぞみハートクリニック
マネージャー 村岡信典