第6回高田馬場PSG症例検討会を開催しました
2018年11月1日(木) 第6回高田馬場PSG症例検討会を開催いたしました。
例年と同様に多くの施設からご参加いただき、医師、臨床検査技師だけでなく臨床工学技士や学生も参加する多職種での検討会となりました。
今回の検討会は外部施設から2例の議題をいただき、PSG検査時の日々の疑問について議論を行いました。
さらに、当院 外来診療部長の臼井医師より『呼吸と循環のゆらぎと睡眠時無呼吸症-スペクトラム障害として睡眠時無呼吸症を診る-』のミニレクチャーが行われました。特に、ループゲインについて理解しにくいことを分かりやすく、様々なパターンについてお話があり、終了後のアンケートでも満足度の高い内容となりました。
後半は、当院で経験した判定に苦慮した症例を取り上げ、当院の睡眠検査統括である川名より、PSG検査時、解析時でのポイントについてのレクチャーが行われました。
今回の検討会も、臨床での疑問点を共有化し、施設内部だけでは分からなかったことを、他の施設との連携を通じて解決できる方向へと進んでいく有意義な検討会になったと感じました。
睡眠時無呼吸症の検査や治療には臨床検査技師が中心となっていく意義が大きい分野であり、自分たちで検証して、得た知見をさらに外へ還元していくことが、より良いチーム医療を形作っていくのだとと感じました。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました。毎年一度開催を目指していますので、ぜひ、ご気軽にご参加ください。
臨床検査技師
大木拓郎