院内設備
クリニックの道路側には、パブリックゾーンとして受付や待合室があります。
内側は、プライベートゾーンになっており、診察室や検査室解析室が並びます。待合室から、診察室、睡眠検査室へと、周遊できる院内構造となっております。
廊下/診察室/検査室
睡眠検査室
終夜睡眠検査をしていただく病室です。シャワーをはじめ、洗面用具を用意しておりますので検査前にも検査後にもご利用いただけます。
検査・治療機器
尿検査、採血検査、心電図やレントゲンなどの一般検査のほかに、最新の医療検査機器を装備しています。
心臓の検査と治療
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- 超音波診断装置システム(VIVID S6)
- 体表面よりアプローチし、非侵襲的に全身の臓器や血管の状態をみることができます。
- 心臓超音波検査(心臓、大血管)
- 血管超音波検査(頸動脈、腹部の大動脈や大静脈、上肢や下肢の動静脈)
- 腹部超音波検査(肝臓、胆嚢、膵臓、脾臓、腎臓など)
- 頸部超音波検査(甲状腺、副甲状腺)
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- ホルター心電図(FM-190:イベントレコーダー機能付き)
- 24時間以上にわたる日常生活の心電図を間歓あるいは連続的に記録し、通常安静時の心電図には現れない不整脈の検出や出現状況の分析、狭心症の診断、薬剤の効果判定、人工ペースメーカーの機能の判定などのために用いられます。
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- 24時間血圧測定機器(FB-270)
- 24時間自由行動下血圧測定(ABPM)機器です。自動血圧計を体につけ、普段の生活のなかで、15-30分ごとに血圧を測定を行います。日常生活における血圧の日内変動が分かり、診察室血圧や家庭血圧をみるだけでは分かりにくい高血圧(白衣高血圧、早朝高血圧、夜間高血圧など)を見つけやすくします。
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- 血圧脈波検査(VS-1500A)
- 動脈硬化を客観的に評価することのできる非侵襲的な検査です。
下記の2つを測定することができます。- CAVI(Cardio-Ankle Vascular Index):
- 心臓から押し出された血液により生じた拍動が、足首にまで届く速度を脈波伝播速度(PWV)と呼びます。このCAVIはそこに血圧の依存を取り除くことで、より安定した動脈硬化の程度を測定することが可能となりました。また血管年齢の測定ができます。
- ABI(Ankle-Brachial Index):
- 上腕と足首の血圧比 足首と上腕の血圧の比を測定することで血管の狭窄の程度が分かります。
健常人の場合、足首血圧は上腕血圧より高いのが普通ですが、 足の動脈が動脈硬化などで詰まったりすると、血流が悪くなり上腕の血圧より低くなり、ABIの値が低くなります。
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- 電気的除細動器
- 心室頻拍や心室細動等の重篤な不整脈に対し行われる。その他にも心房細動・心房粗動等にも施行される。
心臓疾患をもつ患者が多い当院において、安心してクリニックに通院していただくために、装備しております。
呼吸器の検査
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- スパイロメーター(SP-370)
- 息切れがする、呼吸が苦しい、咳や痰が出るなど、肺の病気が考えられるときに行います。息を大きく吸ったり、吐いたりして、肺活量や1秒量などの呼吸機能を調べます。肺の病気の診断や重症度を調べるのに役立ち、治療効果の測定にも使います。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)の早期発見に重要な検査です。
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- 呼吸中一酸化窒素濃度測定器(FeNO)
- 吐いた息に含まれる一酸化窒素の濃度を測定して、気道の炎症状態や喘息を評価します。
画面の表示にあわせて呼吸を10秒ほど呼出して検査を行います。
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- レントゲン
- X線を用いて胸部、肺や腹部の状態を簡便に調べる検査です。
睡眠検査と治療
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- 簡易睡眠検査
- 手の指や鼻にセンサーをつけ、いびきや呼吸の状態から睡眠時無呼吸症候群(SAS)の可能性を調べます。寝ている間に行う簡単な検査です。
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- 睡眠ポリグラフィ検査(PSG-1100)
- 睡眠障害を引き起こす症状(睡眠時無呼吸症、むずむず脚症状、レム行動障害など)を調べるための検査機器で、睡眠時における脳波、呼吸、いびき、体位、あごの運動、眼球運動(レム睡眠とノンレム睡眠)、 心電図、酸素飽和度、胸壁の運動、腹壁の運動、足の動きなどを調べます。
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- 鼻腔通気度検査
- 鼻のとおり具合をみる検査です。睡眠時無呼吸症の治療を行う前に鼻の通気の評価を行うために使用します。
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- CPAPマスク(シーパップ)
- 睡眠時、鼻に装着し、常に圧力のかかった空気を気道に送り込むことで、通り道がふさがれないようにするマスクです。
血液検査
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- 採血
- 血液を採取し様々な検査を行います。
一般検査のほか、BNP、レニン、アルドステロン(各種ホルモンも含む)などの検査が可能です。
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- PT-INR簡易迅速測定装置(CoaguChek XS)
- 経口抗凝固剤「ワルファリンカリウム」を服用中の方の検査は、指先からの血液採取だけで、数分後に測定結果が出るため、的確な薬剤量を決定することができます。
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- 血液ガス検査
- 血液中に含まれる動脈血液中の酸素や二酸化炭素の量、pH、酸素飽和度、重炭酸イオン濃度などを測定します。体の中に適切な酸素や二酸化炭素があるかどうかで全身の状態を見る検査の1つです。
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- TropT
- 心筋逸脱酵素を迅速に判断するための検査です。採血で血液を採取し検査を行います。数分で測定結果が出るため心筋梗塞の診断に役立ちます。