長く続く咳があったら?

ゆみのハートクリニック2025年01月21日

202412月末 東京都内のインフルエンザ定点医療機関からの1216日から1222日(第51週)の患者報告数が40.02人となり、ついに5年ぶりに都の警報基準を超えました。(東京都公式ホームページから)
インフルエンザは主に空気中の飛沫感染で広がります。このため手洗い・マスク・うがいなどの基本的な予防が非常に重要です。通常潜伏期間は2-4日前後ですが、1週間ほどで長いこともあります。発熱 倦怠感 咽頭痛 頭痛 鼻汁などの症状がでて受診されることが多いとおもいます。2025年は流行がはやく、消化器症状がでやすいB型もすでに出始めています。

■インフルエンザや感冒症状のあと、比較的長く続く咳がふえています。

インフルエンザをはじめとする風邪ウイルスに罹患後、咳が持続する場合には何がおきているのでしょう。インフルエンザ自体の急激な症状は吸入薬や内服で数日~1週間で改善することが多いですが、その後も咳が長引くケースが散見されます。この場合は肺の気管支に炎症がのこって咳や痰がでるなどの症状が出ているものと思われます。

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■喘息などの持病がある方

気道の炎症が感染を契機に悪くなる場合があり注意が必要です。
また"喘息"の既往(過去に診断)がなくても咳が続くかたが増えています。この場合は急性の気管支炎から慢性的に炎症がおきている可能性もあり、1か月程度の経過でも咳が持続する場合は医療機関で検査や相談されるのがおすすめです。




監修
ゆみのハートクリニック三鷹 院長
鈴木 豪

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