訪問リハビリテーションスタッフが取り組んでいる地域活動

訪問リハビリテーション2024年06月24日

こんにちは。理学療法士の村本です。
いよいよ梅雨入りですね。街のあちこちで咲いているアジサイがきれいです。
雨の日でも雨ガッパを着て自転車やバイクで患者さん宅を元気に訪問しています!

私は理学療法士としてゆみので働いておりますが、訪問業務と併行して東京都理学療法士協会(以下PT協会)の支部員としても地域の子どもからお年寄りなど幅広い年齢を対象に色々な事業に取り組んでいます。今回は私が所属するPT協会豊島区支部が取り組んでいる活動をいくつか紹介させてください。

 1.転倒予防教室
元気な高齢者の方もたった1回の転倒により骨折してしまい、寝たきりになってしまうことがあります。豊島区の令和5年度の在宅高齢者の転倒率は25%と全国的な平均と比較してやや高めです。地域の高齢者の方に向けて転倒を予防するための注意点や運動を指導しています。

 

2.産後のママを対象とした姿勢ケア相談会
産後のお母さんのからだは妊娠や出産でお腹や骨盤周りの筋肉に負担がかかり使いにくくなっています。 私たち理学療法士は姿勢の専門家でもあるため、姿勢を改善するためのストレッチや筋力トレーニングの指導、また産後のからだに関する相談会などを定期的に実施しています。

 

3.パパと一緒に遊ぼう講座
未就学児(6歳未満のお子さん)とそのお父さんを対象に、ボールなど身近にあるものを使い、親子で楽しみながら行えるお子さんの発達を促すための遊びを指導しています。大人にとっては簡単そうに見えたり、単純そうに思えるものが子どもにとっては面白かったりします。面白いことは何度も繰り返します。そしてこの繰り返しが動きを洗練させ、発達の促進に繋がります。それにしても子どもって疲れ知らずですよね。講座の後はこちらやお父さんがクタクタになってしまいます・・・。


4.フレイル予防事業
豊島区はフレイル予防にも力を入れています。フレイルとは健康な状態と要介護の状態の中間にあたり、適切な対応をすることで再び健康な状態に戻ることが出来る特徴があります。そのため早期にフレイルを発見し、対策することは非常に大切です。豊島区の各区民ひろばにはフレイルを早期に発見することが出来るフレイル予防機器(ザリッツ・歩行姿勢測定システムなど)を各種取り揃えています。フレイルを予防するために各種機器の取り扱い方や結果の見方、また改善するための運動指導の講座を区役所の職員さんと連携しながら行っています(令和6年度は計22回実施予定)

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このように私が所属するPT協会豊島区支部は子どもからお年寄りまで様々な年齢を対象に活動しています。 ゆみのリハ部では渉外活動に力を入れており、地域活動に興味があるスタッフがこのような活動に参加しやすい体制を整えています。現在 、PT支部会には私を含め4名、豊島区のリハビリテーション従事者連絡会に3名と地域での活動も積極的に行っています。

これからも地域に根差した医療の提供をしていきながら、より多くの方々に手を当てていければと思います。


訪問リハビリテーション部 理学療法士 村本

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