第4話:電子カルテはIPad ~ICTはコーディネーターの仕事を変えた!~
訪問診療コーディネーター4回目の更新は毎日使用している電子カルテや肌身離さず持ち歩いているiPadについて、どのように活用しているのかをお伝えします。
数年前までバインダーに記録用紙という『完全アナログスタイル』で訪問時間やバイタルサインの記録、患者さんやご家族の訴えや診療時のメモ、注射や点滴実施の詳細を手書きで記載し、検査結果や病歴要約、自宅地図や保険証のコピーなどが入った紙カルテも携行し、結果、荷物も大量になり帰院後の後処理にとても時間がかかっていました。
しかし、1年前に電子カルテが現在の"モバカル"に更新されました。バインダーがiPadになり、紙カルテも電子化されモバカルになり、いつでもどこでも手軽にiPadからカルテを閲覧し診療記録も記載できるようになり、様々な点で効率化が図られました。
iPadを使って何を行っているかと言いますと...
- 物品の確認
- グーグルマップで自宅や駐車場の確認
- 患者情報の確認や記録のための撮影、そしてその取り込み
- 使用物品の記録
- 処方箋のFAX送信
などです。
これらの事が、リアルタイムで行えるようになり、さらに最近ではネットを介し個々の往診車の位置情報を把握することで、緊急往診などへの速やかな対応に役立てているのです。
お読みいただきましたとおり、ICTの進歩と積極的な導入はコーディネーターの仕事にも大きな影響を与えました。これらのことは、患者さんやそのご家族にとって安全・安心を迅速に提供できるものだと信じ、新しい変化を常に楽しみつつ日々の仕事を全うしていきたいと考えております。
訪問診療コーディネーター