往診バッグの中身は?
今回は私たちが訪問診療に携えていく往診バッグの中身についてお伝えしたいと思います。これらの中身は必要最低限でありながら様々な状況に対応できるようにしていったものです。まさに私ども訪問診療コーディネーターの経験の結晶と言っても過言ではありません。
左側のカバンは"小バッグ"、右側のカバンが"大バッグ"です。基本的な道具は"小バッグ"に入っています。
内容は大きく別けて、血圧や脈拍測定のための機器、採血スピッツや針、手袋やマスクなどの衛生用品、プリンター関連、各種書類、メジャーやペンライト、印鑑などの小物類です。
大バッグには主に薬剤やシリンジ、褥瘡処置などに使う被覆材、血糖測定機が入っています。小型の超音波や心電図などの検査機器を入れることもあります。これ以外にも事前に必要な物は追加で持参します。
様々な物品があるので、どこに何が入っているのかを覚えるだけで大変ですが、これらを覚えることがコーディネーターとして独り立ちするための第一歩です。また、往診バッグは他のコーディネーターや看護師との共用なので、日々物品を点検し、誰が使用しても不自由なく使えるようにしてあります。
今回は私たちコーディネーターの武器である往診バッグの中身についてお伝えしました。
次回は私たちの相棒、『iPad』と『モバカル』についてお伝えしたいと思います。
在宅診療部
訪問診療コーディネーター