学会の秋
理学療法士の鬼村です。
ご報告が遅くなりましたが、10月12・13日、秋田県で行われた第21回日本心不全学会学術集会に参加しました。
13日は「在宅医療におけるハートチームの役割」というセッションのシンポジストとして登壇させていただき、「在宅心不全患者に対して求められる理学療法士の役割と課題」というタイトルで発表させていただきました。
△発表の様子
日頃の取り組みを振り返りながら、心不全患者さんが在宅で過ごすためにはどの様な事が求められるのか、課題は多いものの原状を素直にお伝えできたかなと思います。
発表後の総合討論は、初めての経験でしたが特に炎上することもなく、活発に話し合いが出来たように思います。
余談ですが、前日の深夜に秋田に到着し、駅構内のスタバがお洒落で驚きました。壁に秋田杉を使用しているそうです。また、学会の合間には秋田城址を散策し、東京とは違った空気をいっぱい吸い込んで帰ってまいりました。
△お洒落なスターバックス秋田駅店
△秋田城址
~秋田の心不全学会から2週間~
韓国のソウル国立大学盆唐病院ヘルスケアイノベーションパークで行われた第3回アジアフレイルサルコペニア学会に参加してきました。今回は、勉強のみです。
異国の地を訪れたことのない私にとって、何から何まで初体験。社会勉強。
そして案外近い韓国にびっくり!
学会会場と1時間以上離れた大都会明洞に宿泊し、ありとあらゆる交通機関にチャレンジしてきました。会場の近くは、川沿いで紅葉が美しく、フレイル予防にウォーキングに励む方もいらっしゃいました。
△会場周辺
フレイル(虚弱)やサルコペニア(筋肉の減少)は、様々な疾患を増悪する要因になり、近年国際的に注目を集めています。ここ数年で判定基準も整備され、これから研究がさらに活発になっていく分野です。私たちが向き合う患者さんの多くも、フレイルやサルコペニアとなっている方です。
△開会式の様子
△魂が抜けた様子でポスターを眺める鬼村
参加して気づいたことですが、国際的に高齢化社会の先陣を切っている日本は、この分野の研究も進んでいる印象を受けました。今後、訪問リハビリテーション部の活動も世界に向けて発信するぞ!とココロに決めて帰国致しました。
10月は、外泊やおいしい食べ物が多く、体重計に乗ることを避けていましたが、何とか横ばいを維持しています。年末に向けて、いろいろな部分を引き締めてまいります。
△帰国前、韓国といえばビビンバ
訪問リハビリテーション部
理学療法士 鬼村優一